さあ家づくり。住宅展示場を回り、住宅雑誌をひっくり返しても今一つピンとこないのが、この「構造」。いったい何がどう違うのでしょう?木造?鉄骨?パネル?2×4?…こんなにたくさんあるのにはワケがあるのです。それぞれの構造には必ず長所と短所があります。その中身をしっかり理解して、ご自分の価値観・条件等と照らし合わせ、「自分の家は○○づくりにする」ところからスタートしていきましょう。今回は新築の60%を占めるといわれる木造在来工法を中心に、いくつかの工法のポイントをお話していきます。
まず木造在来工法ですが、長所として自由な間取りとデザインがしやすい、将来の増改築などが比較的簡単にできるという点があります。一方、短所は現場施工時に品質の差が出やすく、技術力、管理力を求められます。また、使用する材料などによっても価格の差が大きく、建て主としてはどこに依頼するかが大きなポイントになります。
次に木質系プレファブのパネル工法や2×4工法ですが、長所は工期が短く、品質のばらつきが少ない点です。短所としては、壁構造のため間取り変更や増改築が難しい場合がある点です。
そして鉄骨系プレファブの軽量鉄骨造。長所はやはり工期が短く、品質のばらつきが少ない点です。一定の規格によって設計されるため、やはり間取りの変更や増改築が難しいという短所があります。
またコンクリート系プレファブのユニット工法などでは驚くほど遠きできてしまいますが、間取りや配置がかなり限定されます。
このほか店舗併用住宅などでも採用される重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造は大きな空間をとれる長所がありますが、住宅単独の構造としてはコスト的にかなり上昇してしまいます。
愛媛工務店では、木造在来工法をさらに進化させたTIP構法(住宅金融公庫基準比2.69倍の耐震強度)を中心に、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの提案もさせていただいております。詳しい資料も用意しておりますのでお気軽にお問い合わせください。